10月に日本2路線目となる、バンコク(ドンムアン)-関西線を開設するノックスクート・エアライン(NCT/XW)。グループのスクート(TGW/TR)と合わせ、タイからの訪日客のほか、日本からタイへの渡航需要の獲得強化を狙う。
ノックスクートは、シンガポール航空(SIA/SQ)系LCCのスクートとタイのLCCノックエア(NOK/DD)が、2014年8月に合弁で設立。2015年5月に定期便の運航を開始した。初の日本路線となるバンコク-成田線は、6月1日の就航から1カ月間で1万9441人が利用しており、搭乗率は78%だった。
機材はボーイング777-200ER型機(2クラス415席:スクート・ビズ24席、エコノミー391席)で、5機保有。年内には737-800も導入する。現在は成田のほか、中国の南京と青島、天津、瀋陽、西安、台湾の台北の8都市に就航している。
関西線の展望や、スクートとの棲み分け、後継機材などについて、ノックスクートのギャン・ミン・トー副最高経営責任者(Deputy CEO)と、坪川成樹・日本支社長に話を聞いた。
—記事の概要—
・ノックスクートでスクート便補完
・「旅客は他社と奪い合い」
・1年以内に日本3路線目
・後継機「スクートの787いいな」
・付帯収入多い日本路線
ノックスクートでスクート便補完
── バンコク-関西線の搭乗率目標は。
トー副CEO:数値目標はあるが、公表していない。(全路線の平均である)
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