フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は8月5日、富士山上空を遊覧するチャーター便を運航した。同社の就航9周年を記念した企画で、参加者は眼下にそびえる霊峰を楽しんだ。
チャーター便は富士山の標高にちなみ、JH3776便として運航。同便には、人気アニメ『ちびまる子ちゃん』をラッピングした、ピンク色の3号機(エンブラエル175型機、登録番号JA03FJ)を投入した。
静岡空港を午前7時30分に出発したJH3776便は、富士山上空を旋回。その後、西伊豆を通過し、清水港や三保の松原を眺めながら、午前8時22分に静岡へ戻った。
JH3776便には、FDAのウェブサイトで申し込んだ78人のほか、関係者ら計82人(うち幼児0人)が搭乗。参加者には、搭乗証明書とタオル、クリアファイルなどをプレゼントした。
チャーター便は、パイロット2人と客室乗務員2人の計4人が担当。滝浪啓一郎機長と竹内駿輔副操縦士が乗務し、客室は鈴木朋子さんと早川茉彩さんが担当した。
参加者は夏休みの親子連れのほか、熱心な航空ファンなどが多く見られた。参加者はスマートフォンで写真や動画を撮影しながら、雲やもやの合間から見える、富士山や清水港の風景を楽しんだ。
FDAは2009年7月23日、静岡-小松、熊本、鹿児島線で運航を開始。今年で就航9周年を迎えた。現在の静岡路線は4路線で、福岡に1日4往復、札幌(丘珠)と鹿児島、出雲に1日1往復ずつ運航している。
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