全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の2018年4-6月期(19年3月期第1四半期)連結決算は、純利益が前年同期比68.5%減の161億800万円だった。前年同期はLCCのピーチ・アビエーション(APJ/MM)を連結子会社化したことによる特別利益があったため、今期は大幅減となった。2019年3月期の通期見通しは据え置いた。
4-6月期の売上高は7.3%増の4848億8900万円、営業利益は21.1%減の200億7600万円、経常利益は21.6%減の194億2300万円で増収減益。燃油費増加など営業費用が膨らんだことなどで、営業益と経常益も前年を下回った。
営業費用は9.0%増の4648億円。営業利益率は4.1%(1.5ポイント低下)となった。航空事業の営業費用のうち、燃油費・燃料税は市況が上昇に転じたことなどにより17.7%増の856億円、整備部品・外注費は13.1%増の370億円、人件費は6.2%増の517億円だった。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
・LCC
・為替と燃油
・19年3月期見通し
*787欠航による影響はこちら。
*JALの4-6月期決算はこちら。
国際線
国際線の旅客収入は12.0%増の1562億円。旅客数は11.7%増の
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