エアライン, ボーイング, 官公庁, 機体 — 2018年8月3日 15:34 JST

ソラシド、熊本・水上村のデカール機 綺麗な水とスポーツPR

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 ソラシドエア(SNJ/6J)は、熊本県水上村をピーアールするデカール機「水上スカイヴィレッジ号」(ボーイング737-800型機、登録番号JA806X)の運航を、8月1日に開始した。ソラシドの全路線で約1年間運航し、水上村の知名度向上を図る。

熊本空港を離陸し運航を開始したソラシドの水上スカイヴィレッジ号=18年8月1日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

水上スカイヴィレッジ号オリジナルデザインのエプロンを着用するソラシドの客室乗務員=18年8月1日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

 ソラシドは地域振興の機体活用プロジェクト「空恋-空で街と恋をする-」で、2012年10月から機体に九州や沖縄の自治体名を描き、機体を通じて自治体をピーアールしている。水上スカイヴィレッジ号は、同プロジェクト21機目で、機体後部や搭乗ドア付近にデカールを貼り、水上村の綺麗な水と澄んだ空気をアピールする。

 同号の機内では、客室乗務員がオリジナルデザインのエプロンを着用。機内シートポケットには情報誌を設置し、両者共同でピーアール活動を展開する。

 水上スカイヴィレッジ号は、1日に運航を開始。初便となった熊本発羽田行き6J16便は、定刻より1分遅れの午後2時41分に出発し、148人(うち幼児3人)が利用した。

 村には日本三急流の1つ、球磨川の源流がある。熊本空港での就航記念イベントに参加した水上村の中嶽弘継村長は、「冷たくて清らかな水」と自然をアピール。また村内にある、標高1000メートルの九州中央山地国定公園に、クロスカントリーのコース「水上スカイヴィレッジ」を2017年5月に整備。中嶽村長は「スポーツ交流をすすめる」と展望を語った。

 水上村は、熊本県の東南端に位置し、宮崎県と接している。桜の名所としても知られ、市房ダムの湖畔には1万本の桜が植えられている。高低差の激しい全長2キロのクロスカントリーコースでは、陸上競技の選手などがトレーニングに訪れている。

 空恋でピーアールする熊本県内の自治体は、2013年3月26日からの熊本県「くまモンGO!号」(JA802X)と、2015年4月28日からの天草地域「VISITあまくさ号」(JA806X)に続き3番目となる。

水上スカイヴィレッジ号をPRするソラシドの髙橋宏輔社長(右)と水上村の中嶽村長(中)=18年8月1日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

熊本県水上村をPRするデカールを貼付したソラシドの水上スカイヴィレッジ号=18年8月1日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

熊本空港で出発を待つソラシドの水上スカイヴィレッジ号=18年8月1日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

熊本空港を離陸したソラシドの水上スカイヴィレッジ号=18年8月1日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

関連リンク
機体プロジェクト「空恋-空で街と恋をする-」(ソラシドエア)
水上村
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