デルタ航空(DAL/DL)は11月から、ドア付き個室のビジネスクラスを、日本路線に拡大投入する。エアバスA350-900型機の追加受領などに伴うもので、4路線に順次導入する。
個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」を導入するのは、A350-900を投入するシアトル-成田線とロサンゼルス-羽田線、ボーイング777-200ER型機を投入する、ミネアポリス-羽田線とアトランタ-成田線の4路線。ミネアポリス線は現地時間11月16日から、アトランタ線とシアトル線は2019年3月1日から、ロサンゼルス線は同年3月31日から導入する。日本発はそれぞれ翌日からとなる。
デルタワンはA350-900で導入した、スライド式ドアを設けたビジネスクラスで、個室空間を用意した。全席通路アクセス可能なフルフラットシートで、個人用モニターの大きさは18インチとなる。
また、プレミアムエコノミーをA350で初めて設定。シートピッチは最大38インチ(約96.5センチ)、シート幅は最大19インチ(約48.3センチ)、リクライニングは最大7インチ(約17.8センチ)で、個人用モニターは13.3インチとなる。
初導入はデトロイト-成田線で、2017年10月30日に、これまでの747-400からA350-900に機材変更し、導入を開始した。現在は同路線のほか、デトロイト-ソウルと上海、北京の各線と、ロサンゼルス-上海線でも運航している。
同社では、2019年末までに、A350-900を13機追加導入。777-200ERは8機、777-200LRは10機を、A350と同じ機内設備に改修し、デルタワンとプレミアムエコノミーを設定する。
日米路線以外では、777-200LRを投入するロサンゼルス-シドニー線でも、2019年にデルタワンの導入を予定している。
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