日本航空(JAL、9201)は2月4日、ボーイング787型機による新路線成田-ヘルシンキ線の開設を延期すると発表した。当初は今月25日就航を予定していた。開設時期は確定次第案内するという。
すでに予約済みの利用者には代替便を案内する。ヘルシンキ線は週4往復で開設後、2013年度上期中にデイリーへ増便する予定だった。
また、787による既存路線の運航計画については18日から28日までの計画を発表した。このうち欠航が発生するのは23日と24日の2日間で合わせて6便、約410人に影響が出る見通し。23日の欠航は成田-ボストン線の2便、24日は成田-ボストン線とサンディエゴ線の4便が欠航する。これにより、1月16日から2月28日までの欠航便数は56便、影響者数は約6570人となった。
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