日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)は、7月1日から国際貨物便の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き上げる。
貨物1キログラムあたりの燃油サーチャージは、JALは米州や欧州、アフリカ、中東などの遠距離路線を36円から42円に、アジア遠距離路線を18円から21円に、香港や中国、フィリピン、台湾、韓国、グアムなどのアジア近距離路線を18円から21円に引き上げる。
ANAは北米や欧州、中東、オセアニアなどの長距離路線を、78円から85円に、シンガポールやタイ、ベトナム、インドネシアなどの遠距離アジア路線を67円から71円に、韓国や台湾、中国、香港、フィリピンなどの近距離アジア路線を58円から62円に引き上げる。
貨物便の燃油サーチャージは、シンガポールで取引されるジェット燃油価格で算出。JALとANA両社は、2カ月前の平均値を基に毎月改定している。7月分の基準となる5月の平均価格は1バレル当たり90.43米ドルで、前回改定した6月分の基準となる4月と比較すると、5.33ドル上昇した。
改定後の燃油サーチャージ(括弧内は改定前、それぞれ貨物1キログラムあたり)
JAL
遠距離路線(北中南米、欧州、アフリカ、中東) 42円(36円)
アジア遠距離路線(下記以外) 21円(18円)
アジア近距離路線(香港、中国、フィリピン、台湾、韓国、グアム) 21円(18円)
ANA
長距離路線(北米、欧州、中東、オセアニアなど) 85円(78円)
遠距離アジア路線(シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシアなど) 71円(67円)
近距離アジア路線(韓国、台湾、中国、香港、フィリピンなど) 62円(58円)
・JALとANA、国際貨物サーチャージ引き上げ 18年6月分(18年5月23日)
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