ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)と乗員訓練大手であるカナダのCAEは現地時間6月13日、エアバスA320型機のパイロット訓練に関する6年間の契約を結んだ。今夏から羽田空港内にあるCAEの施設で訓練を始める。
これまでジェットスター・ジャパンは、クアラルンプールやソウルにあるCAEの施設でパイロットの訓練を実施。今夏からは、羽田にある日本航空(JAL/JL、9201)とCAEが合弁で設立した訓練施設「JAL CAE FLIGHT TRAINING(JCFT)」に設けられた、A320のフルフライト・シミュレーターで訓練を実施する。JALは豪カンタスグループなどとともに、ジェットスター・ジャパンに出資している。
JCFTでジェットスター・ジャパンが訓練するのは、2012年7月の就航以来初めて。また、CAEの訓練システム「CAE Rise」のローンチカスタマーとなる。CAE Riseは、航空会社の運航基準「SOP(Standard Operation Procedures)」に準拠し、標準化された訓練を提供。教官が訓練中に得られるデータをリアルタイムに活用することで、パイロットの技量を客観的に評価できるという。
ジェットスター・ジャパンは現在、22機のA320(1クラス180席)で国内線17路線と国際線9路線を運航。6月13日には累計搭乗者数が2500万人を突破し、9月6日に成田-長崎線を1日1往復で開設する。2019年には、A320を28機体制に増やす。
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ジェットスター・ジャパン
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