全日本空輸(ANA/NH)は6月1日、福岡-宮古線を約20年ぶりに季節便で再開した。夏ダイヤ最終日の10月27日までの運航を予定しており、好調であれば通年化を検討する。
福岡空港でANAの宮古行き再開初便NH1877便に搭乗する乗客=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡-宮古線の再開式典であいさつするANAの大人形支社長=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡-宮古線は1日1往復で、運航スケジュールは、宮古行きNH1877便が福岡を午前10時5分に出発し、午後0時5分着。福岡行きNH1878便が午後0時50分に出発して、午後2時45分に到着する。機材はボーイング737-500型機で、1クラス126席となる。
ANAは、1997年9月1日から1998年10月31日まで、週3往復で同路線を運航していた。19年8カ月ぶりとなる今回の再開で、福岡を発着するANAの沖縄路線は、那覇線(1日8往復)と3月25日から通年運航になった石垣線(同1往復)を合わせ、3路線になった。
初便出発前に開かれた式典で、ANAの九州支社長を務める大人形綱邦・上席執行役員は、「ぜひ通年化したい。(これまで那覇乗り継ぎで)3時間掛かったが2時間のフライトになるので、訪日客にも沖縄や宮古島を訪れて欲しい」と、夏ダイヤ後も運航を継続する通年化に意欲を示した。
福岡-宮古線で使用する737-500は、就航から約20年が経過し、徐々に更新時期を迎えている。このため、2クラス120席の737-700や、2クラス166席の737-800といった後継機材に変更されても路線を維持できるよう、夏ダイヤ期間中に安定した搭乗率を実現することが、通年化の条件になりそうだ。
福岡発初便のNH1877便(737-500、登録番号JA300K)は、満席となる乗客127人(うち幼児1人)と乗員6人(パイロット2人、客室乗務員4人)を乗せ、午前10時19分に出発。午後0時25分に到着した。出発遅延は、機材の到着遅れによるものだった。
運航スケジュール
NH1877 福岡(10:05)→宮古(12:05)
NH1878 宮古(12:50)→福岡(14:45)
福岡-宮古線の再開式典でテープカットするANAの大人形支社長(左から3人目)ら=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港でANAの宮古行き再開初便NH1877便に搭乗する乗客=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港でANAの宮古行き再開初便NH1877便に搭乗する女の子=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港でANAの宮古行き再開初便NH1877便に搭乗する乗客=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港で出発を待つANAの宮古行き再開初便NH1877便=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
コックピットから手を振るANAの福岡発宮古行き再開初便NH1877便のパイロット=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港を出発するANAの宮古行き再開初便NH1877便=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港を出発するANAの宮古行き再開初便NH1877便=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港を出発するANAの宮古行き再開初便NH1877便=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港を出発する宮古行き再開初便NH1877便を見送るANA社員ら=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
福岡空港を離陸し宮古へ向かうNH1877便=18年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
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