スカイマーク(SKY、9204)は1月25日、那覇-宮古線を4月1日から6月30日まで運休すると発表した。
那覇-宮古線は2011年9月15日に1日5往復で運航開始。就航時は59.6%だったロードファクター(座席利用率、L/F)が1年後の12年9月には35.7%(前年同月比23.9ポイント減)、12月は全路線でL/F最下位の32.6%(8.8ポイント減)と低迷。もっとも低いL/Fは8月の23.3%だった。
SKYでは割引運賃の最低額を片道2800円としたり、12年1月に宮古島での需要開拓のため空港に予約窓口を設けるなどのテコ入れを行ったが、利用者増加にはつながらなかった。運休理由についてSKYでは「お答えできない」としている。
就航から昨年12月までの16カ月間の平均提供座席数は4万6175席、平均搭乗者数は1万7616人、平均L/Fは38.54%だった。
SKYは昨年12月28日に低コスト航空会社(LCC)との競争が激化している関西空港発着の那覇線と札幌線は、収益性の改善が見込めないとして3月31日で運休すると発表。同時発表した新路線の那覇-石垣線は、当初4月20日就航としていたが、1月に入り新石垣空港(3月7日開港予定)で施設確保などの調整に時間がかかるため、就航を延期すると発表している。
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