IATA(国際航空運送協会)の2018年2月の世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比7.6%増、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は6.3%増だった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.9ポイント上昇し80.4%だった。
―記事の概要―
・国内・国際線合計
・国際線
・国内線
国内・国際線合計
調査対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが10.1%、ASKが9.3%それぞれ増加。L/Fは0.6ポイント上昇し82.1%だった。
L/Fは、中東のみ前年を下回った。欧州は前年同月比1.6ポイント上昇の81.6%、北米が1.1ポイント上昇の80.6%、中東が0.2ポイント低下の74.0%、中南米が0.9ポイント上昇の81.4%、アフリカが1.3ポイント上昇の68.8%だった。
RPK・ASKともに、すべての地域で増加した。
国際線
国際線はRPKが7.2%、ASKが5.9%それぞれ増加。L/Fは1.0ポイント上昇の79.3%だった。地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが9.1%、ASKが8.4%それぞれ増加。L/Fは0.6ポイント上昇の80.5%だった。
L/Fは、中東のみ前年を下回った。欧州が1.4ポイント上昇の82.2%、北米が1.9ポイント上昇の78.0%、中東が0.3ポイント低下の74.1%、中南米が0.6ポイント上昇の81.5%、アフリカが1.9ポイント上昇の67.8%だった。
RPK・ASKともに、すべての地域で増加した。
国内線
国内線はRPKが8.2%、ASKが7.0%それぞれ増加。L/Fは0.9ポイント上昇の82.3%だった。
国内線の調査対象は日本と中国、インド、ロシア、米国、ブラジル、豪州の7カ国。日本はRPKが5.8%、ASKが2.1%それぞれ増加した。L/Fは2.5ポイント上昇し71.8%だった。
L/Fは、中国のみ前年を下回った。中国が0.9ポイント低下の85.3%、インドが3.9ポイント上昇の90.7%、ロシアが3.8ポイント上昇の77.9%、米国が0.7ポイント上昇の81.9%、ブラジルが0.8ポイント上昇の80.1%、豪州が2.6ポイント上昇の77.3%だった。
RPK・ASKともに、7カ国すべてで増加した。インドはRPKが大幅に上昇。大幅に上昇したASKを上回り、L/Fを押し上げた。
RPKから割り出した地域別の旅客輸送シェアは、アジア太平洋地域が33.7%、欧州が26.5%、北米が23.0%、中東が9.5%、中南米が5.2%、アフリカが2.2%となった。
関連リンク
IATA
・IATAの18年1月旅客実績、全世界の利用率79.6% 国際線、前年割れ目立つ(18年3月30日)
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