ハンブルクで4月10日から12日まで開催された「エアクラフト・インテリア・エキスポ2018」(Aircraft Interiors Expo 2018)では、多くのシートメーカーをはじめとする客室内装メーカーが出展していた。世界各国から航空会社の担当者が訪れ、熱心に説明を聞く姿が見られた。
地元ドイツのシートメーカー、レカロも大きなブースを構え、にぎわっていた。今回日本の航空会社ではピーチ・アビエーション(APJ/MM)が同社のシート導入を決定。あらかじめリクライニングした状態のシート「SL3510」を2019年から導入する。ピーチによると、短時間のフライトで、前席の乗客が背もたれを倒すことを不満に感じる声が多く聞かれたことが、導入するきっかけのひとつだという。
レカロと言えば、スポーツカーのシートをはじめ、日本でもブランドとして浸透している。航空機用シートも、日本の航空会社で広く採用されているが、現状や今後の戦略をどう考えているのか、レカロ・エアクラフト・シーティングのマーク・ヒラーCEO(最高経営責任者)に聞いた。
—記事の概要—
・壊れにくいプレリクライニング
・睡眠の質向上
壊れにくいプレリクライニング
レカロによると、同社の世界シェアは、仏ゾディアック、米BEエアロスペースに続き3位。アジアには香港とシンガポール、中国の青島に拠点を置き、マーケティングやセールス、生産を担っている。また、南米でもセールスを強化しているという。
日本市場について、ヒラーCEOは「シェアは
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