エアライン, ボーイング, 機体 — 2018年4月10日 19:45 JST

ライオングループ、737 MAX 10を50機発注

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 ボーイングは現地時間4月10日、インドネシアのLCC、ライオン・エア(LNI/JT)を擁するライオングループから、737型機では胴体長が最長となる「737 MAX 10」を50機受注したと発表した。カタログ価格で計62億4000万ドル(約6678億円)。

ライオングループの737 MAX 10(イメージ、ボーイング提供)

 737 MAXは737の発展型で、CFMインターナショナルの新型エンジン「LEAP-1B」を採用。翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備え、客室内装はLED照明や大型の手荷物収納棚など、787と同等のものを取り入れた「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用する。

 標準型は2016年1月に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)で、同機をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同210席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体がもっとも長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、737 MAX 10(同230席)は5機種目となった。

 737 MAX 10は、2017年6月に開かれたパリ航空ショーでローンチ。世界各国の18顧客から416機以上の受注やコミットメントを獲得している。737 MAX 9の胴体を66インチ(約1.7メートル)延長して、定員増加によりドアを追加し、翼や圧力隔壁なども改良する。

 ボーイングは2017年5月、737 MAXの引き渡しを開始。最初の機体となった737 MAX 8(登録番号9M-LRC)は、ライオングループ傘下で、マレーシアのマリンド・エア(MXD/OD)に引き渡した。737 MAX 9の初号機(HS-LSH)も同グループに引き渡し、タイ・ライオン・エア(TLM/SL)が導入している。

 2月末時点で、737 MAXファミリーは全体で4316機受注し、737 MAX 8を86機引き渡している。

関連リンク
Lion Air
Boeing
ボーイング・ジャパン

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