スカイマーク(SKY/BC)は4月4日、自社で初めて養成したパイロット訓練生4人が、副操縦士の発令を受けたと発表した。
スカイマークは、2014年4月にパイロットの自社養成をスタート。1990年代の規制緩和で誕生した「新規航空会社」では初の取り組みとなった。
今回の4人は入社後、地上研修を経て国内外で訓練を受け、国土交通省航空局(JCAB)の試験には、2017年末に合格。路線訓練や社内審査後、副操縦士として任用された。
しかしスカイマークは、2015年1月28日に経営破綻。自社養成パイロット誕生までの道のりは、決して平坦なものではなかった。
4人以外に現在訓練を受けている訓練生も、副操縦士として順次任用される予定。スカイマークでは、今後も自社でパイロットを育成していく計画で、現在は2019年度入社の自社養成第5期生と、ライセンス保持者を募集している。
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