エアライン — 2018年4月4日 06:02 JST

エアアジア・ジャパン、定航協に加盟 LCC初、業界内の連携強化

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 エアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)は、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)など国内の航空各社が加盟する業界団体「定期航空協会」に4月2日付で加盟した。LCCが定航協に加盟するのは初めて。

定航協に加盟したエアアジア・ジャパン=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアアジア・ジャパンは、2014年3月14日設立。資本金は20億455万円で、2015年10月6日に事業許可を取得した。機材はエアバスA320型機(1クラス180席)が2機で、当初計画より約2年遅れとなる2017年10月29日に、1路線目となる中部-札幌(新千歳)線を開設した。

 これまでLCCは定航協に加盟せず、個社で活動をしてきたが、エアアジア・ジャパンでは業界内で横の繋がりが薄いと判断し、加盟に至った。定航協も、業界団体として情報共有するなど、新しい航空会社をサポートすることで、利用者の利便性向上につなげたいという。

 定航協は1991年12月6日設立。現在の会長はJALの植木義晴会長で、ANAの平子裕志社長が理事を務めている。会員資格は、客席数が100席または最大離陸重量が50トンを超える航空機を使用して航空輸送事業を経営する会社や、年間旅客数が100万人超などとなっている。

 エアアジア・ジャパンの加盟で、定航協の加盟社は15社となった。

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