ボーイングは現地時間2月16日、737 MAX 9がFAA(米国連邦航空局)から型式設計変更(ATC)の承認を得て、商業運航が認められたと発表した。最初の引き渡し先となるライオン・エア(LNI/JT)を擁するライオングループへは、数週間以内に納入される見通し。
737 MAXは737の発展型で、2016年1月に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)を標準型とし、5機種で構成。エンジンは、CFMインターナショナルの新型エンジン「LEAP-1B」を採用し、翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備える。
737 MAX 9は737-900ERの後継機で、座席数は1クラス220席、最大航続距離は3550海里(6575キロ)。2017年3月にロールアウトし、4月に初飛行した。
1月末時点で、737 MAXファミリーは全体で4307機受注し、737 MAX 8を80機引き渡している。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
737 MAX 9
・737 MAX 9、初飛行に成功(17年4月14日)
・ボーイング、737 MAX 9をロールアウト 18年納入開始(17年3月8日)
737 MAX
・ボーイング、737 MAX 10の仕様決定 胴体最長、20年納入開始(18年2月7日)
・737 MAX 7がロールアウト 19年就航へ(18年2月6日)
・シルクエアー、日本初の737 MAX定期便 広島-シンガポール、週3往復(17年10月30日)
・ボーイング、737 MAX日本初受注へ ジャパンインベストメントアドバイザーから(17年6月21日)
・ボーイング、737 MAX 10ローンチ ライオンエアなど発注へ(17年6月20日)
・高い旋回性アピールした737 MAX 8 写真特集・ファンボロー2016展示飛行(2)(16年8月17日)
・初代737から半世紀経た新型機 写真特集・737 MAX、シアトルで初飛行(16年2月2日)