エア・ドゥ(ADO/HD)は2月9日、羽田-札幌線の一部便を11日から28日まで欠航すると発表した。3月1日から通常運航を予定している。海外で整備中のボーイング767-300型機(登録番号JA601A、1クラス288席)の作業延長によるもので、合わせて92便が欠航する。
欠航するのは、羽田を定刻午前8時15分発の札幌行きHD15便や、札幌午後3時発の羽田行きHD26便など計92便。このうち11日から14日までは、コードシェアを実施している全日本空輸(ANA/NH)が、欠航便と同時間帯に臨時便を1日あたり4便設定し、4日間で16便運航する。
対象便の乗客には、臨時便や前後便への振り替え、払い戻しなどで対応する。
エア・ドゥによると、当該機のCチェック(重整備)を実施中に、左側主翼にある第1エンジンを取り付けるパイロンにクラック(亀裂)が見つかったという。当初は11日から運航に復帰予定だったが、パイロンの交換作業が発生したため、整備期間を延長したという。
エア・ドゥが運航する機材は、中型機の767-300が4機、小型機の737-700(1クラス144席)が9機の計13機。同社では、パイロット不足による運休が昨年から発生しているが、今回の欠航は無関係だと説明している。
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エア・ドゥ
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