国土交通省航空局(JCAB)は、国内外の主要航空会社や空港運営会社などが一堂に会する「航空イノベーション推進官民連絡会」の初会合を、1月30日に羽田空港国際線ターミナル4階「TIAT Sky Hall」で開く。
航空業界は、空港を標的としたテロなどの危険性増大や、空港施設の老朽化、現場の人手不足など、需要が高まる中でさまざま課題に直面している。
こうした課題に対し、連絡会では先端技術を活用した「FAST TRAVEL(ファストトラベル)」の推進に向け、CIQ(税関・出入国管理・検疫)や保安検査、チェックインなどの搭乗手続き、導線の効率化をはじめ、地上支援業務の省力化や自動化に向け、官民一体となって取り組む体制作りを目指す。
30日に開かれる初会合では、JCABのほか、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)など国内航空各社が加盟する定期航空協会、全国空港ビル協会、国内外の主要航空会社、主要空港会社、空港ビル会社、IATA(国際航空運送協会)、関係官庁などの担当者が出席。国内外の最新技術動向を共有し、イノベーション推進に向けた課題を話し合う。
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