日本航空(JAL/JL、9201)と日本エアコミューター(JAC/JC)は1月10日、国土交通省から「バリアフリー化推進功労者大臣表彰」を受賞したと発表した。空港での木製車いすや、ストレッチャーを利用できる機材の導入などが評価された。
木製車いすは、JALが福祉機器メーカーのキョウワコーポレーション(広島市)と共同開発。国内空港に順次導入し、2018年度までに約250台を配備する。
開発した木製車いすは、主要パーツに白樺を採用し、留め具には樹脂を使用。完全な非金属製とした。これにより、車いすを利用したまま保安検査場を通過できる。木のぬくもりとクッション性により、快適な乗り心地を実現した。
JACでは、2017年4月に就航した仏ATRのターボプロップ機ATR42-600型機に、ストレッチャーを設置できるカーテン付きスペースを設置。機材へ装着可能なストレッチャーをATR社と共同開発し、2017年8月から運用を始めた。離島から大都市の病院への転院などのニーズに応じているという。
また、ATR42-600就航に伴い、空港に搭乗スロープを設置。車いす利用者や子供連れ、高齢者も乗り降りしやすくした。
関連リンク
日本航空
日本エアコミューター
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