エアバスは、米コロラド州オーロラの訓練センターを買収した。訓練センターでは、A320型機のフルフライト・シミュレーター(FFS)で、おもに米LCCのフロンティア航空(FFT/F9)向けの訓練を展開する。
買収したのは、2001年設立のStrategic Simulation Solutions。現地時間1月4日の発表によると、オーロラの訓練センターには現在、A320ファミリーのFFSが2基あり、年内に追加導入する見通し。
エアバスは訓練センター買収前、北米向け訓練をフロリダ州マイアミの施設で展開していた。
エアバスの2035年までのパイロット需要予測によると、米大陸では全世界の23%にあたる12万2000人のパイロットが新規で必要になると見込んでいる。
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