エアライン, 空港 — 2012年12月27日 19:18 JST

花巻空港のスリップ、安全委の初動調査終了

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 岩手県の花巻空港で12月25日、ジェイエア(JAR)が運航する札幌発日本航空(JAL)2837便(ボンバルディアCRJ200型機、登録番号JA202J)が着陸後に滑走路を逸脱したトラブルで、国土交通省の運輸安全委員会(JTSB)による初動調査が27日に終了した。

ジェイエアのCRJ200=11年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 花巻空港事務所によると、当該機は25日午後5時20分ごろ、花巻空港の滑走路(方位20)に着陸。滑走路東側に逸脱後、前輪が草地にはみ出した状態で誘導路の約240メートル手前で止まった。25日は雪が降っており、朝から除雪作業を行っていたという。乗客42人と乗員3人の計45人にけがはなかった。

 JTSBでは本件を事故につながりかねない「重大インシデント」に認定。JTSBによると、事故調査官による関係者への聞き取りや当該機の調査などの初動調査は27日で終了し、今後はフライトレコーダー(DFDR)や現地で得た情報などの解析を進めるという。JALでは、調査に全面的に協力していくとしている。

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