エミレーツ航空(UAE)とカンタス航空(QFA)は現地時間12月20日、豪州競争・消費者委員会(ACCC)から両社の5年間の提携について仮承認を得たと発表した。
今回の提携で、豪州での国際線と国内線のスムーズな乗り継ぎを実現するほか、UAEとQFA両社のマイレージサービスが連携し、利用者がより多くの特典が得られるようにする。
両社が運賃や販売、座席供給量の調整を連携して行うには、ACCCの認可が必要。ACCCは最終決定を2013年3月として仮承認を行った。提携実現にはACCCの正式決定に加え、関連規制当局からの認可が前提条件となる。提携の開始時期は13年4月からを予定している。
9月の提携計画を発表以来、両社ではITシステムの連携やマイレージプログラム特典の開発、QFAのドバイでの業務拠点の開設など、当局の認可を待たずに取り組める初期準備を始めている。