エールフランス航空(AFR/AF)は11月27日、日本就航65周年を迎えた。羽田空港では、パリ行きAF279便の乗客に記念品のチョコレートと搭乗証明書が手渡された。
エールフランスは1952年11月27日に、羽田からパリへの定期便を開設。機材はロッキードL749コンステレーションで、日仏を結ぶ初の定期便となった。羽田行き初便は11月24日にパリを出発し、レバノンのベイルートとパキスタンのカラチ、ベトナムのサイゴン(現ホーチミン)を経由し、羽田には前日の26日に到着した。
1985年6月に毎日1便(往復)運航する欧州初の航空会社となり、1986年4月には初のパリ-東京直行便「ソレイユ・ルバン」が就航。ボーイング747型機が投入された。現在はパリから羽田と成田、関西へ毎日最大4往復運航している。
10月29日に始まった冬ダイヤでは、パリー東京路線を1日最大3往復運航。提供座席数を前年同期比で2割増やした。パリー羽田線を1日最大2往復、成田線を1日1往復運航している。
運航スケジュールと機材は、羽田路線で毎日(週7往復)運航するパリを午後11時20分に出発する羽田行きAF274便は、翌日午後7時25分着。パリ行きAF293便は午後11時50分に羽田を出て、翌日午前4時45分にパリへ到着する。機材は、ボーイング777-300ER型機の4クラス296席仕様機で、ファースト4席、ビジネス58席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー206席となる。
エールフランスによると、深夜に羽田を出発するAF293便は、出発が前年同期よりも1時間以上早まり、利便性が向上したという。また、羽田で国内13都市と接続し、大阪、名古屋、札幌、小松、岡山、広島、松山、福岡、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、那覇から乗り継げるとしている。
羽田線のうち週4往復となるのは、パリを日曜と水曜、金曜、土曜の午後4時5分に出発する羽田行きAF272便で、翌日午後0時5分着。パリ行きAF279便は月曜と木曜、土曜、日曜の午後1時45分に出発し、午後6時35分にパリへ到着する。機材は、777-200ERの3クラス280席仕様機(ビジネス40席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー216席)、または同型機の3クラス312席仕様機(ビジネス28席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー260席)となる。
成田路線は毎日運航で、パリを午後1時35分に出発する成田行きAF276便は、翌日午前9時25分着。パリ行きAF275便は午前11時5分に成田を出発し、午後3時55分にパリへ到着する。機材は、777-300ERの3クラス381席仕様機(ビジネス42席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー315席)を投入している。
27日のパリ行きAF279便(777-200ER、登録番号F-GSPP)は、午後1時39分に145番スポットから出発した。同機は旧塗装機で、エールフランスによると、日本路線では最近あまり見かけなくなっているという。
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エールフランス航空
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