ボーイングは、開発中の小型機737 MAX 7の最終組立を開始した。現地時間11月22日、Twitter(ツイッター)で発表した。
現在、米ワシントン州のレントン工場で最終組立が進んでいる。
737 MAXは737の発展型で、1クラス189席の737 MAX 8を標準型とし、計5種類で構成する。エンジンは、CFMインターナショナルの新型エンジン「LEAP-1B」を採用し、翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備える。1990年代後半に登場した、737-800など現行の737NG(次世代型737)ファミリーと比べて燃費を20%改善する。
最終組立を開始した737 MAX 7(1クラス172席)は、このうちで胴体が短い機体で、737-700の後継となる。
このほか、737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、胴体が長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、パリ航空ショーでは、さらに胴体を伸ばした737 MAX 10(同230席)がローンチした。
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ボーイング・ジャパン
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