ボーイングは現地時間11月15日、アラブ首長国連邦のドバイを拠点とするLCCフライドバイ(FDB/FZ)から737 MAXを175機発注するコミットメントを獲得したと発表した。このほか50機の購入権も設定した。計225機で、カタログ価格は総額270億ドル(約3兆569億4000万円)相当となる。
12日から16日まで開催中のドバイ航空ショーで発表した。175機のうち、50機以上は胴体長が最長となる開発中の737 MAX 10となる見込み。そのほかは標準型の737 MAX 8と長胴型の737 MAX 9となる。
737 MAX 10は6月のパリ航空ショーで開発を発表。737 MAXのうち長胴型の737 MAX 9の胴体を66インチ(約1.7メートル)延長し、最大1クラス230席仕様にできる。定員増加に伴いドアを追加し、翼や圧力隔壁なども改良する。エンジンは他の737 MAXと同様、CFMインターナショナル製LEAP-1Bを2基搭載する。
フライドバイは今年7月、中東では初となる737 MAX 8(登録番号A6-MAX)を受領した。
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