エアライン, 機体 — 2017年11月2日 17:30 JST

ジェイエア、10機目のE190 6日から運航

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 エンブラエルは、日本航空(JAL/JL、9201)グループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)に、10機目となるエンブラエル190(E190、登録番号JA250J)を引き渡した。11月6日から商業運航を開始する。

ジェイエアのE190=16年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同機は現地時間10月27日、ブラジルのサンジョゼ・ドス・カンポスを出発。10月31日に伊丹空港に到着した。11月6日から、伊丹-函館線と伊丹-青森線に投入する。

 E190はジェイエアの機材で初めて上級シート「クラスJ」を設定した機材で、2016年5月10日に就航。座席数は2クラス95席(クラスJ:15席、普通席:80席)で、シート素材は、JALの国内線新仕様機「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」と同等のものを採用した。

 両クラスとも黒の本革シートで、JALグループの国内線用機材では初めて、パソコンなどが充電できる電源コンセントを全席に完備(普通席は2席共用)。今年3月からはWi-Fi機器を利用した無料ビデオ番組サービスを開始した。一方、機内からインターネットへは接続できない。

 JALは2014年8月28日、E190と追加発注となるE170の2機種合計で確定発注15機、オプション契約12機の最大27機を導入する契約を結んだ。また、三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」も発注済み。2021年から32機導入する計画で、将来的には、エンブラエル機からMRJへの置き換えを予定している。

関連リンク
ジェイエア
日本航空
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