空港, 需要, 需要予測 — 2017年10月27日 06:01 JST

成田空港の17年冬ダイヤ、週4736回で過去最高 LCCは30.7%

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 成田空港の2017年冬ダイヤ(10月29日から2018年3月24日)の定期航空会社別スケジュールによると、週あたりの総発着回数は前年同期比126回増の4736回、乗り入れ航空会社数は4社増の97社、就航都市は国内外合計127都市で、それぞれ過去最高を更新する。11月5日から18日までの14日間を対象に集計した。

—記事の概要—
発着回数・就航都市・航空会社数
LCC・貨物

発着回数・就航都市・航空会社数

冬ダイヤの総発着回数が週4736回で過去最高を更新する成田空港=17年3月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 総発着回数のうち国際線は、インドネシア・エアアジアX(INX/XT)のデンパサール線などの開設により、115回増の週3740回。過去最高を更新する。国内線は11回増の週996回となる。

 就航都市数は、エア・カナダ(ACA/AC)のトロント線の通年運航や、日本航空(JAL/JL、9201)のコナ線、エジプト航空(MSR/MS)のカイロ線などの新規就航により、海外110都市(前年同期比3都市増)、国内17都市(前年並み)の計127都市となる。12月21日にはジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が宮崎線を開設予定で、国内18都市となる見込み。

 航空会社数は97社で過去最高を更新。冬ダイヤではエジプト航空のほか、韓国のLCCエアソウル(ASV/RS)、ドイツの貨物航空会社アエロロジック(BOX/3S)が乗り入れを開始する。

LCC・貨物

 LCCは国際線と国内線の合計で、冬ダイヤでは全体の30.7%にあたる1298回が発着する。2017年夏ダイヤでは30.0%、1268回だった。このうち国際線は18.4%にあたる598回、国内線は71.4%にあたる700回が発着する。夏ダイヤでは国際線が536回(16.6%)、国内線が732回(72.3%)だった。

 国際線の貨物便は17社が496便を運航する。2017年夏ダイヤでは16社、475便だった。

関連リンク
成田国際空港

17年夏ダイヤの新規路線
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16年冬・17年夏ダイヤの総発着回数
成田空港の17年夏ダイヤ、週4720回で過去最高 LCCは初の30%台(17年3月26日)
成田空港の16年冬ダイヤ、週4610回で過去最高 LCCは28.7%(16年10月30日)

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