エアライン, 空港 — 2017年10月13日 02:00 JST

エアアジア・ジャパン、10月30日就航へ 2年遅れで運航開始に

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 中部空港(セントレア)を拠点に就航準備を進めているエアアジア・ジャパン(DJ)が、10月30日に就航することがAviation Wireの取材でわかった。早ければ16日に正式発表する。

*正式発表の記事はこちら

2年遅れで就航するエアアジア・ジャパンのA320初号機JA01DJ=15年10月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアアジア・ジャパンは2014年7月、楽天(4755)などと共に日本市場への再参入を表明。中部を拠点に、2015年夏から秋にかけての就航を目指していた。エアバスA320の初号機(登録番号JA01DJ、1クラス180席)は、2015年10月16日に中部へ到着した。

 その後、路線計画の見直しで2016年4月に延期したが、運航体制が整わないことや、2015年12月の経営陣交代などにより2016年夏に再延期。スカイマーク(SKY/BC)前会長の井手隆司会長と、同じくスカイマーク前社長の有森正和CFO(最高財務責任者)を中心とする新経営陣に移行後も、安全管理体制の構築などに時間がかかり、就航時に必要な2号機(JA02DJ)の受け入れを3カ月延期し、2016年5月の受領後は同年10月就航を視野に入れていた。

 エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)は2016年7月、Aviation Wireに対し、2017年1月までに就航するとの見通しを明らかにしていた。その後、エアアジア・ジャパンが当初計画していた3路線のうち中部-仙台線の就航を中止し、残り2路線は中部-札幌線を2017年初め、中部-台北線を2017年春に開設すると発表していたものの、今年1月30日には、就航時期を未定としていた。

 エアアジア・ジャパンは2機のA320を使い、当初計画より約2年遅れで中部-札幌線から運航を始め、再スタートを切る見通し。

関連リンク
エアアジア

セントレア関連
中部空港、LCCターミナル17年度内着工 年間450万人計画(17年4月4日)

就航関連
エアアジア・ジャパン、就航時期未定に 安全体制構築で(17年1月30日)
エアアジア・ジャパン、仙台中止 札幌17年初め目指す(16年9月30日)
エアアジア・ジャパン「1月就航目指す」 フェルナンデスCEO(16年7月13日)
エアアジア・ジャパン、10月就航へ 2号機到着で機材揃う(16年5月6日)
エアアジア・ジャパン、A330でハワイ就航視野 運航開始は今夏に(16年2月15日)

機材・設備関連
CAメイクはややナチュラル 写真特集・エアアジア・ジャパンA320初号機(15年10月17日)
LCCだけどおしゃれな「レッド・ベース」 エアアジア・ジャパンの中部空港オフィス(15年8月16日)
エアアジア、A321neoを100機発注 19年から(16年7月13日)

新経営陣関連
飛ばせない“昇り龍” 特集・エアアジア・ジャパン背水の陣(後編)(15年12月17日)
「有森と行動する」スカイマーク井手氏復権、仰天人事の真相 特集・エアアジア・ジャパン背水の陣(前編)(15年12月16日)
エアアジア・ジャパン、新経営陣に前スカイマーク井手氏と有森氏(15年11月30日)
【スクープ】エアアジア・ジャパン、小田切CEO辞任へ(15年11月27日)

特集・井手会長が描く新エアアジア・ジャパン
前編 旧体制「飛ばす実力持っていなかった」(16年2月16日)
後編 ホノルル就航、そして東証1部上場(16年2月23日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post