スカイマーク(SKY/BC)の市江正彦社長は10月5日、現在選定を進めている次世代機について、機内インターネット接続サービスに対応させる意向を示した。また、7月に3機追加発注したボーイング737-800型機(1クラス177席)の仕様は従来通りで、1機目を2018年8月に受領することを明らかにした。
市江社長は次世代機について、「737 MAXとエアバス(A320neoファミリー)のどちらか。A320neoは全日本空輸(ANA/NH)さんが入れているが、MAXはほかの会社が買わないのかな」と、他社の動向を注視しつつ、選定を進めているという。
「整備などの点では737 MAX(が有利)だが、次世代機なのでよく見て決める」と、737にこだわらずに検討を進めていく姿勢を示した。
スマートフォンなどWi-Fi機器による機内インターネット接続サービスは、日本航空(JAL/JL、9201)が国内線で無料提供するなど、差別化のアイテムになっている。市江社長は「737-800ではやらないが、次世代機には何か付く」と述べ、導入を前向きに検討しているという。
スカイマークはエアバスA330-300型機を運航していた際、機内ネット接続サービスを提供したことがある。A330は、2014年6月14日の就航からわずか7カ月半後の2015年1月31日で運航停止となった。
市江社長によると、現状の衛星システムよりも安価なものを導入したいという。
7月に追加発注した737-800は、2018年8月に1機目を受領後、2019年春に導入する見込み。
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