エアライン — 2017年10月4日 20:34 JST

ルフトハンザ・カーゴ、関空発着の貨物便再開 18年1月からMD-11F

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ルフトハンザ・カーゴ(GEC/LH)は、関西空港発着の貨物便を、2018年1月18日到着便から再開する。2014年3月の運休以来、約4年ぶりの運航になる。

関空便を再開するルフトハンザ・カーゴのMD-11F(同社資料から)

 日本を発着する国際貨物の需要増によるもの。関空発フランクフルト行きLH8391便を木曜と土曜に運航する。機材は旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-11F型貨物機で、関空を午後11時15分に出発し、翌日午前5時30分にフランクフルトへ到着する。

 ルフトハンザ・カーゴでは関空便の運休後、旅客機の貨物室(ベリー)では対応できないサイズや危険物などは、成田発の貨物便を使用していた。関空便再開により、関西圏から直行便が利用できるようになる。また、当日搬入の貨物は、フランクフルト着が旅客便と比べて半日近く早まるという。

 同社は全日本空輸(ANA/NH)と航空貨物について共同事業(JV)を展開しており、ANAの貨物事業会社ANA Cargo(ANAカーゴ)と連携。関西圏のみならず、ANA便により中国や四国、九州、沖縄からの貨物輸送も拡大していく。

運航スケジュール
LH8390 フランクフルト(21:15)→関西(翌日18:30)運航日:水金
LH8391 関西(23:15)→フランクフルト(翌日05:30)運航日:木土

関連リンク
Lufthansa Cargo

3発機が関空就航 写真特集・ルフトハンザカーゴMD-11F(18年2月11日)
ルフトハンザ・カーゴ、貨物増便で旅客運休補完 オーストリア航空撤退でも(17年3月8日)
ルフトハンザ・カーゴ、777F貨物機が日本就航 成田便に初投入(16年3月29日)
ANA、ルフトハンザ・カーゴと世界初共同事業 冬ダイヤから(14年9月3日)