エアライン, 官公庁 — 2017年9月23日 00:58 JST

ツーリズムEXPOが開幕　東京ビッグサイトで24日まで

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　日本観光振興協会（日観振）と日本旅行業協会（JATA）、日本政府観光局（JNTO）が主催する世界最大級の旅行イベント「ツーリズムEXPOジャパン」の展示会が9月22日に開幕した。東京・有明の東京ビッグサイトで24日まで。今回は航空会社をはじめ、47都道府県と130以上の国・地域から、前年比11％増の1310以上の団体・企業が出展。観光の誘致やサービスを紹介している。

ツーリズムEXPOのJALブースでミニ航空教室を開く酒井機長＝17年9月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ツーリズムEXPOジャパンは、2013年までは日観振主催の「旅フェア日本」、JATA主催の「JATA旅博」と別々で開催されていたものを、2014年から統合して開催。今年からはJNTOも主催に加わり、オールジャパン体制で「観光立国日本」をアピールする。

　国内の航空会社は、日本航空（JAL/JL、9201）や全日本空輸（ANA/NH）が加盟する航空連合とともに出展。JALはワンワールド、ANAはスターアライアンスの各社とともに、自社のサービスをアピールしていた。

　JALブースでは、かつて同社のFacebookイベントにも参加した酒井真比古機長が航空教室を開き、パイロットがコックピットで食べる機内食がなぜ2種類あるのかなどを、クイズ形式で出題。集まった来場者は感心した表情で酒井機長の説明を聞いていた。

　昨年はアメリカン航空（AAL/AA）やフィンエアー（FIN/AY）、シンガポール航空（SIA/SQ）など航空会社のブースではシートの展示が目立ったが、今年はVR（仮想現実）体験コーナーで来場者にゴーグルを貸し出し、機内やラウンジの様子を体験してもらうブースが多かった。

　海外から出展は、欧州や米国、アジアなどエリアごとに分かれており、政府観光局と企業が連携してブースを構えるところが多かった。台湾は各地方ごとにブースを設けるなど、好調な訪台需要に合わせ、台北以外の都市にも目を向けてもらおうというレイアウトだった。また、来年平昌で冬季オリンピックが開催される予定の韓国のブースでは、平昌大会のアピールも行われていた。

　22日は業界・報道関係者向けの公開で、一般公開は23日と24日。開催時間は、23日が午前10時から午後6時まで、24日が午前10時から午後5時まで。会場となる東展示棟の東ホール1から3に世界各国の企業や団体、航空会社が出展し、東ホール4から6が日本国内の自治体を中心とした展示になっている。

＊写真は27枚（おおむね航空会社→空港→海外→国内の順）。