エアライン — 2017年9月21日 18:39 JST

スターアライアンス、シカゴで新乗継サービス 短時間接続時に支援

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 全日本空輸(ANA/NH)などが加盟する航空連合のスターアライアンスは、シカゴ・オヘア国際空港に到着して別のスターアライアンス加盟航空会社へ乗り継ぐ乗客を支援する、新しい乗り継ぎサービスを導入した。

シカゴに新乗り継ぎサービスを導入したスターアライアンス=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シカゴはユナイテッド航空(UAL/UA)のハブ空港。到着便が遅れた場合、空港の乗り継ぎサービスデスクでは、遅延により乗り継ぎ時間が迫っている乗客をシステムで把握し、係員に連絡する。降機した乗り継ぎ客を係員が出迎えて次の便へ誘導し、受託手荷物も乗り継ぐ便に搭載する。

 オヘア空港では、国際線の到着客は乗り継ぎ時に税関と入国審査を通過する必要がある。新サービスを利用する乗客は、これらを素早く通過できる「エクスプレス・コネクションレーン」が利用でき、再検査が必要な受託手荷物は別途タグ付けして対応する。

 スターアライアンスのハブ空港のうち、シカゴは世界第4位の規模で、加盟社同士の相互乗り継ぎ客は年間約75万人にのぼるという。

 オヘア空港に乗り入れる加盟社は、エア・カナダ(ACA/AC)、エア・インディア(AIC/AI)、ANA、アシアナ航空(AAR/OZ)、オーストリア航空(AUA/OS)、アビアンカ航空(AVA/AV)、コパ航空(CMP/CM)、エバー航空(EVA/BR)、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、LOTポーランド航空(LOT/LO)、スイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)、スカンジナビア航空(SAS/SK)、ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)、ユナイテッド航空の14社。これらの加盟社は計31カ国187カ所の就航地に向け、毎週約1万7500便を運航している。

 スターアライアンスによると、このサービスはすでにフランクフルト国際空港とヒューストン国際空港、ミュンヘン空港で利用できるようになっているという。

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