日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の特別塗装機「ジンベエジェット」の次世代機(ボーイング737-800型機、2クラス165席、登録番号JA05RK)が9月14日、新千歳空港に到着した。米シアトルで製造された新造機で、アンカレッジを経由し、日本の地を初めて踏んだ。
*就航当日の記事はこちら。
現行のジンベエジェットは、2012年12月26日に就航した初号機(737-400、JA8939)と、2014年1月5日就航の2号機「さくらジンベエ」(737-400、JA8992)の2機。沖縄美ら海水族館とのタイアップで、初号機は同水族館の人気者、ジンベエザメの「ジンタ」をイメージした青を基調としたデザインで、機体全体に大きく描いた。
さくらジンベエは、初号機のデザインはそのままに、ジンタのガールフレンドをイメージ。さくら色の塗装を施した。機首には日本一早咲きのサクラ、やんばる(沖縄北部地域)の「カンヒザクラ」を描いた。
2代目の機材は、2016年2月10日に就航した737-800の新造機2機。青色の「新ジンベエジェット」は10月ごろ、さくら色の「新さくらジンベエ」は2018年1月ごろの就航を予定している。就航路線は、JTAが737-800で運航している全路線が対象になる。
2018年度までにJTAは737-800を12機導入し、737-400を更新する。
フェリーフライト(空輸便)は、シアトルのボーイング・フィールド(キング郡国際空港)を現地時間13日に出発。アンカレッジを経由した新千歳行きNU9852便は、14日午後4時8分にB滑走路(RWY19L)に着陸し、同20分に57番スポット(駐機場)へ到着した。JTAは新千歳へ定期便を運航しておらず、珍しい光景となった。
15日は那覇へ午後3時ごろの到着を予定しているが、天候などにより変更になる可能性がある。
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日本トランスオーシャン航空
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