エア・ベルリン(BER/AB)は現地時間8月15日、破産手続きを開始した。エティハド航空(ETD/EY)による財政支援が打ち切りになったことによるもの。運航は継続する。今後はルフトハンザグループや独連邦政府の支援で、経営再建を目指す。
15日に、ベルリン・シャルロッテンブルクの地方裁判所に破産手続きを申請した。エア・ベルリンのトーマス・ヴィンケルマンCEO(最高経営責任者)は、同社便と同社と提携するニキ航空(NLY/HG)の運航便について、計画どおり運航するとの声明を発表した。
ルフトハンザグループとエア・ベルリンは、2016年にウェットリース契約を締結。グループ傘下のLCCユーロウイングス(EWG/EW)と、フルサービス航空会社のオーストリア航空(AUA/OS)が、38機の航空機をエア・ベルリンからウェットリースで調達するなどで支援している。
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