エアライン, 企業, 官公庁 — 2017年8月3日 13:40 JST

「整備士、飛行機のお医者さん」 ANA、霞が関見学デーで航空教室

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 子供たちに省庁の仕事を知ってもらう「子ども霞が関見学デー」の一貫として、国土交通省は8月2日と3日、航空教室やフライトシミュレーターの体験コーナーを設けた。

国交省で開かれた航空教室に参加する子供ら=17年8月3日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 「知ってる?空のお仕事」と題し、中央合同庁舎3号館の共用会議室の一画にコーナーを開設。全日本空輸(ANA/NH)が航空教室を開き、ボーイング767型機の石原英明副操縦士と、客室乗務員の西岡奈緒さん、整備士の白嶋美紀さんが講師を務め、空の仕事の魅力を語りかけた。フライトシミュレーターは日本航空大学校(JAA)が用意し、午前と午後に抽選が行われた。

 航空教室では、各々の仕事内容を紹介。整備士の白嶋さんは「整備士は飛行機のお医者さん」と、子供たちにも分かりやすいように身近なものに例えて話した。客室乗務員の西岡さんは、乗客の保安も担っていることも紹介。石原副操縦士は「将来、パイロットが足りなくなる」と、“未来の同僚”に向けて語りかけた。

 このほか、パイロットと客室乗務員の制服着用体験も開催した。参加者は着用して写真撮影を楽しんだ。参加した男児はパイロットの制服姿で記念撮影。うれしそうに飛び跳ねて会場を後にした。

 両日とも、ドローンを企画・製造するDJI(本社:中国・深セン)がドローンを飛行展示。3日は、室内を飛ぶ様子を会場の子供たちのほか、ANAの“講師陣”も興味深そうに見ていた。

 子ども霞が関見学デーは小中学生や幼児を対象にしたイベントで、国交省のほか、文部科学省や外務省、法務省など25の省庁や機関が参加。2日間開かれる航空教室は、例年ANAと日本航空(JAL/JL、9201)が1日ずつ担当している。

制服を着用し記念撮影を楽しむ来場者(左から2人目)=17年8月3日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ドローンを飛行展示するDJIのスタッフ=17年8月3日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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こども霞が関見学デー(国土交通省)
全日本空輸
DJI

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