国土交通省は7月28日、国際定期便が就航する29空港について、南米原産の特定外来生物「ヒアリ」が確認されなかったと発表した。今後、各空港ではヒアリに対する注意体制を継続し、発見した場合は環境省など関係省庁と連携する。
南米原産のヒアリが6月以降、各地で見つかっていることを受け、国交省航空局(JCAB)は7月7日、29空港の管理者に対し、ヒアリの点検を要請した。
要請したのは羽田や新千歳、福岡など国管理16空港と、成田と中部、関西の会社管理3空港、旭川や青森、静岡など地方管理7空港、茨城と小松、米子の共用3空港で、いずれの空港でもヒアリを確認しなかった。
ヒアリは南米原産のアリで、体長2ミリから6ミリ。刺されると毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱(すいほう)状に腫れるという。
点検した29空港
国管理空港(16空港)
新千歳、函館、仙台、羽田、新潟、広島、高松、松山、福岡、北九州、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇
会社管理空港(3空港)
成田、中部、関西
地方管理空港(7空港)
旭川、青森、富山、静岡、岡山、佐賀、新石垣
共用空港(3空港)
百里(茨城)、小松、美保(米子)
関連リンク
国土交通省
ヒアリ(東京都環境局)※ムシの写真が多く掲載されています
【お知らせ】
タイトルを「確認せず」から「見つからず」に変更しました。(17年7月31日 21:24 JST)