ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)は現地時間7月5日、米国行きでの電子機器持込制限を解除した。
米政府は3月25日から、中東地域からの一部到着便について、携帯電話を超えるサイズの電子機器の機内持ち込みを制限。乗客はノートパソコンやタブレット端末、携帯ゲーム機などを預け入れる必要がある。
同社の米国便も持込制限の対象となっていた。同社によると制限を受けていた102日間で運航した米国便1087便で、8万1736個の電子機器を受託した。このうち75%がノートパソコンやタブレット機器、25%がデジタルカメラやGPS機器だったという。
ターキッシュエアラインズは、米国行きで機内Wi-Fiの無料提供や、ノートパソコンの無料貸出など、対応策を講じていた。
中東の航空各社では、エミレーツ航空(UAE/EK)も5日付で制限を解除している。
関連リンク
Turkish Airlines
Homeland Security
ターキッシュエアラインズの対応策
・ターキッシュエア、ノートPC無料貸出 米英行きビジネス、電子機器持ち込み制限で(17年5月9日)
・ターキッシュエア、米国行きで無料Wi-Fi 電子機器の持ち込み制限で(17年4月10日)
エミレーツ航空も解除
・エミレーツ航空、米国行きでPC持込可能に(17年7月5日)