全日本空輸(ANA/NH)は7月1日、鹿児島就航から60周年を迎えた。当日は鹿児島空港で地上係員の歴代制服ファッションショーなど記念セレモニーを開催し、利用客に記念品を配った。
鹿児島空港は1957年7月1日、鹿児島市鴨池で開港。当時の滑走路は1080メートルだった。1972年4月1日、溝辺町(現・霧島市)に移転し、2500メートル滑走路で供用を開始した。1980年10月2日からは滑走路を500メートル延伸し、3000メートルで供用している。
1957年の開港と同時に、ANAの前身の極東航空が福岡行きと、宮崎経由の大阪行きの2路線の運航を開始。初便は7月1日の福岡行きで、午前11時10分に出発した。
60周年記念セレモニーは、初便の出発時間に近い午前11時25分発羽田行きNH624便(ボーイング767-300型機、登録番号JA609A)で実施し、利用客74人(ほか幼児1人)にうちわなどのグッズをプレゼントした。
セレモニーでANAの清水信三取締役は、「地元の方々に支えられた」と謝辞を述べた。ANAグループとしてこれまで、鹿児島発着便で累計9600万人が利用し、2018年には1億人に達するとの見通しを語った。
その後、鹿児島空港のANA地上係員が、歴代の制服を着用して登場。1968年7月1日の着用を開始した初代から、2015年1月31日までの6代目のほか、現行の7代目の制服を紹介した。
ANAグループは現在、鹿児島から羽田と伊丹、中部(セントレア)の3路線を運航している。
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