成田国際空港会社(NAA)は9月をめどに、国際線到着エリアで免税店の営業を開始する。4月1日からの関税法基本通達の一部改正に伴うもので、日本入国時にも免税品を購入できるようになる。
*オープンの様子はこちら。
9月初旬に、第2ターミナルに2店舗をオープンする。北側と南側の検疫検査場前で、外国製の酒とタバコを取り扱う。年内には第1ターミナルに2カ所、第3ターミナルに1カ所のオープンを予定。いずれも手荷物受取所で営業し、税関通過前に利用できる。
訪日客のほか、日本人客も利用できる。関税法により国内製品は免税販売できないため、外国製品のみを取り扱う。NAAの夏目誠社長によると、到着時免税店は70カ国・地域で導入済みで、上海浦東空港やスワンナプーム(バンコク)空港、桃園(台北)空港などにあるという。
政府は2016年12月22日、到着時免税店の設置を2017年度税制改正の大綱で閣議決定。外国製品について消費税を免除するとしている。
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成田国際空港
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