国土交通省航空局(JCAB)は6月27日、チェコ航空当局と意見交換で、新規航空協定締結までの暫定的な枠組みに合意したと発表した。今後、オープンスカイ(航空自由化)やコードシェアなどに向けて協議を進める。
意見交換は23日、都内で実施。羽田空港を除く、二国間輸送の枠組みや、コードシェアの設定などを確認した。現在は両国間に定期便の運航はないが、将来的な定期便就航に向けた航空需要があることを認識した。
当局間協議には、日本から水田早苗・航空局航空交渉官らが、チェコからマレク・シュクルナ国際航空課長らが出席した。
日本の航空会社は、チェコ国内への自社便運航はない。現在は全日本空輸(ANA/NH)がルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)やブリュッセル航空(BEL/SN)、ユーロウイングス(EWG/EW)らと、日本航空(JAL/JL、9201)がブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)とフィンエアー(FIN/AY)、エールフランス航空(AFR/AF)とのコードシェアで、欧州各地からプラハに乗り入れている。
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2015年は日本からチェコに12万4000人が渡航。チェコからは1万人が来日した。
関連リンク
国土交通省
・国交省、クロアチア当局と意見交換(17年6月13日)
・国交省、パプアニューギニアとオープンスカイ合意(17年5月1日)
・国交省、ポーランドとオープンスカイ合意 ICAOイベントで(16年12月13日)
・国交省、カザフスタン当局と直行便開設で合意 週14往復(16年11月9日)