エアライン, 業績 — 2017年6月8日 20:07 JST

ピーチ、4期連続黒字 付帯収入比率19%、17年3月期

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が6月8日に発表した2017年3月期通期決算(非連結)は、純利益が前期(16年3月期)比80.1%増の49億4400万円で、4期連続で黒字を達成した。

 売上高は7.9%増の517億900万円、営業利益が2.0%増の63億200万円、経常利益が13.2%増の53億8700万円で、4期連続で増収増益。営業利益率は12.2%だった。4期連続黒字となったことで、繰延税金資産の計上可能額が大幅に増え、純利益を大きく押し上げた。

 有償旅客数は12.7%増の513万人、有償旅客の平均搭乗率は1.3ポイント低下し85.4%となった。

国際線、台湾路線で競争激化

17年3月期決算を説明する岡村財務・法務統括本部長(左)と遠藤哲経営企画室長=17年6月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 2017年3月末時点の運航規模は、機材はエアバスA320型機(1クラス180席)が18機、路線は国内線12路線、国際線13路線の計25路線だった。

 売上高のうち、航空券などの旅客運賃収入は前期比22億円増の417億円、座席指定料や機内食などの付帯収入は16億円増の約100億円。旅客収入のうち国内線が235億円、国際線が182億円で、付帯収入の比率は売上高の19.2%に相当する。

 ピーチの財務・法務統括本部長の岡村淳也執行役員は、旅客収入増の要因について、国際線の訪日需要の強さを挙げ、新規路線の開設など生産量の増加が収入増につながったと説明した。

 国際線の生産量は増加しているが、台湾路線など一部路線で競争が激化。国際線が好調だった2015年度と比較し、一部で単価を下げた。岡村本部長は「2015年度は出来すぎだった」と述べた。

 ピーチは、9月に仙台空港の第3拠点化を計画。9月24日から仙台−札幌線を1日2往復、台北(桃園)線を翌25日から週4往復運航する。拠点化により、機材を夜間駐機できるようになる。

 2018年度には新千歳空港も拠点化。これに向けて、仙台と同じ9月24日から福岡線を1日1往復、台北(桃園)線を週3往復で開設する。

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ピーチ・アビエーション

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