ユナイテッド航空、ファーストでターンダウンサービス開始

　ユナイテッド航空（UAL）はこのほどファーストクラス「ユナイテッド・グローバルファースト」で、乗客が寝やすいようにベッドを準備するターンダウンサービスを開始した。客室乗務員が要望に応じてマットや羽毛布団、枕をフラットベッドシートに用意する。

ファーストクラスでターンダウンサービスを始めたユナイテッド航空＝12年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　UALでは、従来の羽毛布団や枕、「フィロソフィー」ブランドのアメニティキットに加え、新たに目の細かいカバーをかけた就寝用マットを用意。乗客の要望に応じて寝具を整えることで、上質な睡眠環境を提供するのがねらい。

　現在5億5000万ドル（約440億円）を投じて、UALは全機材の機内設備改修を進めている。フルフラットベッドシートを備える機材の数は、2013年初めに作業が完了すると175機を超え、世界最多になるという。

　日本就航路線でファーストクラスを利用できるのは、米国方面では成田－シアトル、成田－サンフランシスコ、成田－ロサンゼルス、成田－シカゴ、成田－ワシントンD.C. 、関西－サンフランシスコの6路線、アジア方面では成田－シンガポール、成田－バンコク、成田－仁川の3路線となっている。

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