ボーイング, 機体, 空港 — 2017年4月27日 13:39 JST

セントレア、787展示施設の起工式 18年夏開業へ

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 中部国際空港会社は4月27日、ボーイング787-8型機の飛行試験初号機(ZA001、前登録番号N787BA)を展示する複合商業施設「Flight of Dreams」(フライト・オブ・ドリームス)の起工式を開いた。

Flight of Dreamsの起工式でくわを入れる中部空港会社の友添社長=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 Flight of Dreamsは、2018年夏に開業予定。空港会社が整備を進めているLCC用新ターミナルビルと、愛知県が建設を予定するコンベンションセンターとの間にある、開港以来更地となっている敷地に建てる。

 建物は、地上3階建てで高さ24メートル、建築面積は5000平方メートル、延床面積は1万平方メートル。1階が機体をはじめ、製造工程や飛行機が飛ぶ仕組みなどを学べる展示エリアで、2階と3階をフードコートなどが入居する商業施設にする。

 このほかフードコートエリアも整備し、シアトルを中心とした米国グルメを提供。ボーイングのグッズショップ「ボーイングストア」を、米国外では初めて常設する。

 設計は日建設計(東京・千代田区)で、東急建設(1720)が施工。今冬には、機体を施設へ移動する。移動の時期は今後調整して決める。

 空港会社の友添雅直社長は、「冬の機体移動は、見ものになると思う」と、移動の様子を一般公開したいとの意向を示した。

 機体は2015年6月22日にシアトルからセントレアへ到着し、同年7月7日にボーイングから空港会社へ贈られた。その後、屋外で保管されていることから、塗装などに痛みがみられるようになってきた。友添社長は「美しい機体を再現したい」と述べ、化粧直しをした上で展示するという。

セントレアで開かれたFlight of Dreamsの起工式=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

セントレアで開かれたFlight of Dreamsの起工式=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

Flight of Dreamsの起工式でくわを入れる中部空港会社の友添社長=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

Flight of Dreamsの起工式で玉串を捧げる中部空港会社の友添社長=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

Flight of Dreamsの起工式であいさつする中部空港会社の友添社長=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

Flight of Dreamsの起工式後に取材に応じる中部空港会社の友添社長=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

中部空港に駐機されている787初号機ZA001=17年4月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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