ボーイングは現地時間11月15日、737 MAXの開発行程で節目となる機体コンセプトを決定したと発表した。最終コンフィギュレーションを2013年半ばまでに決定し、初号機のデリバリー予定は17年で変更はない。
エンジンはこれまでの発表通り、新開発のCFMインターナショナル社製LEAP-1Bを採用。機体設計はテールコーンやウィングレットを変更し、燃費向上につなげる。
サプライヤーも新たに2社決定。電子ブリードエア・システムはハネウェル社製を、フライトデッキ(コックピット)用大型ディスプレイ4台はロックウェル・コリンズ社製を採用する。
ボーイングでは空力特性についても見直しを進め、機体をこれまでより幾何学的形状とし、当初計画にあったノーズギア(前脚)格納扉の小突起をなくした。
今回の機体コンセプトの決定と同時に、工場の計画も決定。現在737NG(次世代型737)の組立が行われているレントン工場の737生産ラインと、初期の機体が組み立てられる暫定の737 MAX生産ラインで組み立てが行われる計画。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
・ボーイング、737 MAXの航続距離など発表 MAX 8は6700キロ
・ボーイング、737 MAXのファン径69インチに拡大
・737 MAXの新型ウイングレット発表 ボーイング
・ボーイング、737 MAXの設計内容を更新 空力改善や軽量化