ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は4月6日、ミュンヘン-羽田線を10月29日からの冬ダイヤでも継続すると発表した。週7往復(1日1往復)で、機材はエアバスA340-600型機(4クラス281席)を投入する予定。
同路線は前年の冬ダイヤは週5往復だったが、夏ダイヤに入った現在は週7往復に増便。冬ダイヤもこれを維持し、座席供給量は前年同期に比べ週当たり40%増える。ルフトハンザでは、日本から欧州へのビジネス需要増加や、観光需要の回復により欧州からの旅行客が増えたことなどで、増便を決めた。
ミュンヘンはフランクフルトよりも空港が小さいことから、欧州各都市へ乗り継ぐビジネス客にも人気がある。
運航スケジュールは、羽田行きLH714便がミュンヘンを午後3時25分に出発し、翌日午前11時に羽田着。ミュンヘン行きLH715便は午後0時40分に羽田を出て、午後4時50分に到着する。
ルフトハンザの羽田路線は2路線。ミュンヘン線のほか、フランクフルト線をボーイング747-8型機(4クラス364席)で運航している。
一方、成田への唯一の自社運航路線だったフランクフルト-成田線は、1月10日の成田発便から運休。3月26日から始まった夏ダイヤも運休しており、成田国際空港会社(NAA)の夏目誠社長は「事実上の撤退となったことは大変残念」との見方を示している。
ルフトハンザグループとしては、グループ会社のスイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)が、チューリッヒ-成田線を1日1往復運航している。
関連リンク
ルフトハンザ ドイツ航空
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