岩国錦帯橋空港の12月13日開港を控えた山口県は11月9日、架空の企業「(株)おいでませ山口県」を発足させ、全県を対象にした広域観光キャンペーンをスタートした。
初代社長にはマンガ「社長 島耕作」の主人公島耕作(山口県出身)が就任。同県岩国市出身で原作者の弘兼憲史さんは、都内で行われた発表会に出席し「帰るのが便利になるだけでなく、風光明媚な山口へ東京の人に来てもらい、(良さを)知ってもらいたい」と語った。
羽田-岩国線を毎日4往復で開設する全日本空輸(ANA、9202)の篠辺修副社長は祝辞の冒頭、ボーイング737型機など170席クラスの機材で就航することについて、「小さく産んで大きく育てたい」と表現した。
48年ぶりの就航となる岩国空港について篠辺副社長は、「岩国周辺には日本有数の工業地帯がある。観光だけでなくビジネス需要もつかめる」と自信を示した。また、「会場のみなさんにも乗っていただき、応援していただきたい」と岩国線をPRした。
岩国空港はANAにとって県内で山口宇部空港に次ぐ2番目の就航地。山口宇部には1966年に就航し、毎日5往復を運航しており、ボーイング787型機も投入している。
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岩国錦帯橋空港
(株)おいでませ山口県