ラオス国営航空(LAO/QV)は、今夏に首都・ビエンチャンから成田への定期便開設を検討している。就航が実現すると、ラオスと日本を結ぶ初の定期便となる。
計画によると、ビエンチャンから成田へ直行便を運航。成田からは、長崎を経由してビエンチャンに向かう三角運航となる。経由地の長崎では給油のほか、利用客も搭乗できる。機材はエアバスA320型機を予定している。
ラオス国営航空はこれまで、日本へはチャーター便で乗り入れていた。2015年は、ビエンチャンと古都・ルアンパバンから成田に運航した。
国土交通省航空局(JCAB)は2014年2月、ラオスの航空当局とオープンスカイで合意。海外の航空会社に対し日本乗り入れを許可するJCABの国際航空室は、「オープンスカイで合意しているので、航空会社(ラオス国営航空)が運航を開始したいと言えば運航できる」としている。
ラオス国営航空はビエンチャンを拠点に、バンコクやハノイ、プノンペン、シンガポールなど、東南アジアの周辺各国へ就航。東南アジア以外では、広州や釜山、ソウルなどにも乗り入れている。
関連リンク
Lao Airlines
ラオス国営航空
・国交省、カンボジア・ラオスとオープンスカイなど暫定合意(14年2月13日)