全日本空輸(ANA/NH)は3月3日、運航業務のほとんどを女性スタッフが担当する「ひなまつりフライト」を実施した。対象便となったのは羽田発石垣行きNH91便で、これまでの伊丹行きNH33便から変更した。出発前に、女性スタッフが利用客にひなあられなどを配った。
NH91便(ボーイング787-8型機、登録番号JA816A)は乗客324人(幼児7人含む)を乗せ、羽田を午前11時34分に離陸した。運航乗務員は2人、客室乗務員は7人。男性機長を除く8人が女性で、副操縦士は後藤瑞希(ごとう・みずき)さんが務めた。
羽田空港第2ターミナル61番搭乗口付近では、客室乗務員や地上係員、整備士ら女性スタッフ11人が、利用客にひなあられやステッカーなどを配った。女の子のほか、大きな男性客などにも手渡した。
出発時に機体を押し出すトーイングカーや、荷物を運搬するコンテナを、花のイラストなどで装飾。駐機場ではスタッフが横断幕を掲出し、利用客を見送った。スタッフは桃色の手袋を着用し、記念フライトに彩りを添えた。
ANAのひなまつりフライトは、部門横断型での実施としては、今回は2014年以降4回目となった。過去3回は3月3日にちなみ、羽田発伊丹行きNH33便での実施していた。同便は夕方に出発し、ビジネス客の利用が多いことから、今回は午前に出発し、観光客の多い石垣行きを対象便とした。
NH91便は幼児を含む家族連れや、外国人観光客らが多く利用。スタッフが外国人客にひなあられを渡すと、同行者が日本の風習を説明する姿も見られた。
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全日本空輸
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