エアバス, エアライン, 機体 — 2017年2月7日 20:30 JST

ルフトハンザのA350、日本投入「将来的に」 10日からデリー線

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 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)のドナルド・ブンケンブルク日本支社長は2月7日、エアバスA350-900型機の日本路線導入について、「将来的には導入する」としたものの、具体的な時期については明言を避けた。

将来的には日本路線に導入するルフトハンザのA350-900(同社提供)

 ルフトハンザは2016年12月、同社向け初号機となるA350-900(登録番号D-AIXA)を受領した。ミュンヘン発着の長距離便に投入し、A340-600からの機材更新を進める。現地時間2月9日にミュンヘン-ハンブルク線で商業運航を開始し、翌10日からミュンヘン発デリー行きに本格投入。ボストン線など飛行時間6時間程度の路線で運航する。

 ブンケンブルク支社長によると、導入初期の機材は短めの長距離路線に投入するという。「最初の10機はミュンヘンから、残りはフランクフルトから運航する」とし、その後は6時間を超える路線で運航すると述べた。

 ドイツの本社にはA350の導入先を決定する「リスト」が存在するという。日本路線は「リストに掲載済み(ブンケンブルク支社長)」で、「どこの就航地も『うちに飛ばしてほしい』と熱心」と現状を説明。具体的な導入時期は「いつか分からない」としたものの、「最善を尽くす」と述べるに留めた。

 同社は日本路線を計4路線運航している。羽田へは、フランクフルトから1日1往復をボーイング747-8型機(340-364席)で、ミュンヘンから週5往復をA340-600(281-297席)で運航。フランクフルトからは関西へ週5往復を747-400(371-393席)で、中部(セントレア)へは週3往復をA340-300(251-298席)で乗り入れている。

 成田へはフランクフルトから週3往復をA340-300で運航していたが、需給調整のため、1月10日の成田発便から暫定運休。2017年夏ダイヤ(3月26日から10月28日まで)でも運休を継続する。

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