スイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)のドナルド・ブンケンブルク日本支社長は2月7日、ボーイング777-300ER型機の成田路線導入について、「時間がかかる」との認識を示した。
同社は2016年1月、777-300ER(340席:ファースト8席、ビジネス62席、エコノミー270席)の同社向け初号機(登録番号HB-JNA)を受領。成田路線にも導入するエアバスA340-300型機(219席:ファースト8席、ビジネス47席、エコノミー164席)からの機材更新を進めている。
ブンケンブルク支社長によると、スイスの本社には777の導入先を決定する「リスト」が存在するという。現在A340-300で運航しているチューリッヒ-成田線については、「候補に挙がっていて精査している」としながらも「本社と話をしたが、タイミングの問題。導入してほしいと手を挙げたが、待たされる気がする」との見通しを示した。
また、現在保有するA340については、2018年の終了予定で改修を進めているという。ファーストとビジネスは777と同等のシートを導入し、改修後は3クラス223席(ファースト8席、ビジネス47席、エコノミー168席)となる。
エアバスの発注リストによると、A340-300は1月末現在で14機保有している。ボーイングの発注リストによると、777-300ERは2016年12月現在で6機を受領済み。2018年までに10機を導入する。
1日1往復を運航するチューリッヒ-成田線は、ルフトハンザグループで唯一の成田路線となっている。グループのルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)はフランクフルトから乗り入れていたが、需給調整のため、1月10日の成田発便から暫定運休。2017年夏ダイヤ(3月26日から10月28日まで)でも運休を継続する。
スイスの日本支社長は、同じグループのルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)のブンケンブルク日本・韓国支社長が、1月1日から兼務している。
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スイス インターナショナル エアラインズ
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